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「和のこよみも、月齢も、忘れない程度の情報でいいから、記載されているものが欲しい」 はじめはそんな思いつきだったような気がします。食で仕事をしている全くの素人の私が自分の思い描くような(というと少しオーバーですが..)ものがどうしても欲しくなり、多くの職人さんと呼ばれる手仕事のプロの手をお借りしてカレンダーを制作いたしました。 こだわりというと少し気恥ずかしいような気もします。ここでは、紙、そこにのる情報、紙の綴じ...そこにある私の考えと、なによりもその素材についてお伝えできればと思います。 |
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和暦と月齢
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| おだやかな日本古来の時間の流れ、それを感じることができるきっかけの一つが和のこよみです。 仕事や家事で忙殺され、緑の少ない都心に住んでいると、ついついそんなことすら感じることができなくなりがち。春になれば土の息吹、夏には緑にしげる植物の生命力...そうした緑の多いところであれば、以前の日本であれば、当たり前のように感じられていただろう自然の移り変わりを、二十四節気や雑節などの節は教えてくれるような気がします。 同様に、月の満ち引きも自然の大きな流れを感じるもの。 初夏の満月のころに産卵する珊瑚やウミガメなどの海の生物たち。満月のころ水分を増し、伐採されると腐りやすい木々。科学的にそのメカニズムが解明されているわけではありませんが、月の満ち引きが何らかの影響を与えていることは確かなようです。そうそう、ベジタリアンやマクロビアンの女性は、満月か新月前後に生理があることが多いと言われています。私の周りにはそんな人も多くいて、私自身もそうなんですよ。月の力を感じられるとき、人は少し自然な姿にもどるのかもしれませんね。 市販されている多くの和暦や月齢カレンダーと違う点は、情報を限定していること。 それらの情報やその便利さによって、全体のデザインが崩れてしまうことがイヤで情報を限られたものだけ掲載しています。 月齢は、満月・新月・半月(上弦&下弦)のみマークで。また、和のこよみに関しては二十四節気と雑節、五節供。そして二十四節気の七十二候のみ。 ...となっています。ご了承くださいませ。 漁師さんやその他の自然と密接に関わるお仕事をされている方々などでなければ、都心で生活するような私たちであれば、これで十分かなと思っています。 |
| 竹の綴じ |
綴じには、千葉県にお住まいのある方によるご好意により青竹を切って使用しました。この竹は、竹林の保持のため通常であれば伐採されてしまうものです。![]() ![]() また、和紙やイラストが気に入ってずっととっておきたい方のために、紙に穴をあけない、2本の竹で両サイドをはさむという形になっています。カレンダーとして使った後には数字の部分を切り離して、インテリアにも...。少し面倒ですが、月がかわりページを換えたい時には、両サイドの綴じヒモを緩めてくださいね。 それから、竹は伐採しヤスリで削る以外の手を加えていません。時間の経過とともに緑→黄→茶と変わる色の変化をお楽しみください。 |